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リザ・クロイツァー
リザ・クロイツァー Lisa Kreuzer
1945年12月2日
東ドイツ国境に近いホフの生まれ
ミュンヘンの演劇学校で学ぶ傍ら、医学系の出版社で働いて生計をたてていた。ミュンヘン劇場で舞台デビューを果たした後、インゴルシュタット、ミュンヘンやベルリンなどの舞台に立っていた。ヴェンダースとはベルリンにいた頃に知り合い、「都会のアリス」の母親役に抜擢される。「まわり道」「さすらい」「アメリカの友人」に出演。「Radio On」(ヴェンダース製作)の後、ヴェンダースのアメリカ進出とともに自ら身を引いた形でミュンヘンにとどまる。ほかに「傷ついた男」(1983)など。
イェラ・ロットレンダー
イェラ・ロットレンダー Yella Rottländer
1964年~
ヴェンダースは「緋文字」に出演した彼女を見て「都会のアリス」の企画を思いついたという。大人になってからは映画の衣装をしていたが、ヴェンダースはずっと再登場させたいと願っていて、「時の翼にのって」の天使の役で念願を果たした。
ナスターシャ・キンスキー
ナスターシャ・キンスキー Nastassja Kinski
1961年1月24日~
ドイツ、西ベルリン生まれ
ヴェンダースがナスターシャ・キンスキーを「発見」した話には二説ある。ナスターシャは当時モデルクラブに所属していたので、同じモデルクラブにいたリザ・クロイツァーがヴェンダースにディスコできちんと紹介したという説と単にディスコでヴェンダースが見つけて声をかけたという説である。おそらくは前者が正しいのだろうと思う。しかし、家にご挨拶に行ったら、名優クラウス・キンスキーの娘であることがわかった、という話はヴェンダースが語っている通りだろう。ナスターシャは「まわり道」のミニヨン役で映画デビューを果たす。しかし、一言も台詞がないが、ヌードがあるという、女優のデビュー作としては良かったのか悪かったのか。

その後、本格的に国際派女優として知られるようになったのは「テス」であろう。大作に次々出演し、ビッグネームになったナスターシャをヴェンダースはいつかまた使いたいと思い続け、「パリ、テキサス」で念願を果たす。この映画はナスターシャでなければならなかったのだと思う。

ヴェンダース作品ではもう一度「時の翼にのって」で女性の天使役をつとめることになった。
ハンナ・シグラ
ハンナ・シグラ Hanna Schygulla
作品:まわり道
1943年12月25日~
ドイツ、カトヴィツ生まれ
ミュンヘンの舞台で活躍中にライナー・ヴェルナー・ファスビンダーと出会い、実験的な演劇グループ”アンチ・テアトル“を創設。ファスビンダーの監督第一作「愛は死よりも冷酷」(69)で映画デビュー。「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」(72)、「ベルリン・アレクサンダー・プラッツ」(79)「リリー・マルレーン」(81)などに出演し、ファスビンダー作品には欠かせない女優となった。「マリア・ブラウンの結婚」(79)でベルリン映画祭主演女優賞を受賞。以後、ゴダールの「パッション」(81)、ワイダの「ドイツの恋」(83)、ドイツを代表する国際女優である。
ヴェンダースにとっては敷居の高い女優だったようで、「まわり道」で彼女がファスビンダー作品ほど輝いていないことは自分の力不足だったと語っている。
ロニー・ブレイクリー
ロニー・ブレイクリー Ronee Blakley
1945年8月24日~
アメリカ、アイダホ州コールドウェル生まれ
「ナッシュビル」でカントリー&ウェスタンの女王役を演じた歌手兼女優。ヴェンダースとは1978年に結婚し、1981年に離婚している。ほかに「ザ・ドライバー」「さよなら、ミス・ワイコフ」(1978)など。
イザベル・ワインガルテン
イザベル・ワインガルテン Isabelle Weingarten
1950年~
フランスの文学者ロマン・ワインガルテンの娘。ロベール・ブレッソンの「白夜」(1971)に出演したことで注目をあびる。ラウル・ルイスの「領土」に出演中、ポルトガルでの撮影現場が資金不足になったことを当時交際中だったヴェンダースに連絡した。これがきっかけになり「ことの次第」が撮影されることになった。
ソルヴェイグ・ドマルタン
ソルヴェイグ・ドマルタン Solveig Domartin
1961年5月16日~2007年1月11日
フランス人。演劇を学んだ後、ジャック・ロジェ監督の助手をつとめる。1984年のカンヌ映画祭でヴェンダースと知り合い、ヴェンダースのパートナーになる。「東京画」の編集をつとめた後、「ベルリン・天使の詩」で女優として出演。「夢の涯てまでも」「時の翼にのって」に続けて出演するが、この映画を境にヴェンダースと離縁。ほかに「ペテルブルグ幻想」に出演。1997年には「サンマルタン運河」という監督作品を日本の映画祭で上演している。
2007年1月11日、48歳の若さで亡くなっている。(AFP
アンディ・マクダウェル
アンディ・マクダウェル Andy Macdowell
1958年4月21日~
アメリカ、サウス・キャロライナ州ガフニー生まれ
ヴェンダースが審査委員長をつとめた1989年のカンヌ映画祭、グランプリを受賞した「セックスと嘘とビデオテープ」で一躍有名になった。「エンド・オブ・バイオレンス」で主人公の妻を演じた。
ジャンヌ・モロー
ジャンヌ・モロー Jeanne Moreau
1928年1月23日~2017年7月31日
フランス、パリ生まれ
「死刑台のエレベーター」「突然炎のごとく」ほか多数に主演しているフランスを代表する女優の一人。「夢の涯てまでも」で盲目の母親役を演じ、「愛のめぐりあい」でマルチェロ・マスロトヤンニと挿話に顔を出す。

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