プロデュース作品:Movie:Wim Wenders Unoffiial Fansite

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製作

ほんの少しの愛
Ein Bißchen Liebe

1973年 ドラマ 81分 カラー 西独

製作ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>
監督ファイト・フォン・フェルステンベルク<Veith von Fürstenbers>
脚本ファイト・フォン・フェルステンベルク<Veith von Fürstenbers>/マックス・ツィールマン<Max Zihlmann>
出演ブリジット・ベルガー<Brigitte Berger>/エヴァ・マリア・ヘルツィッヒ<Eva Maria Herzig>/バーガード・シュリヒト<Burghard Schlicht>

日本未公開

左利きの女
Die linkshändige Frau

1977年 ドラマ 112分 西独

製作会社 ロード・ムーヴィーズ・プロダクション/WDR
原作 ペーター・ハントケ<Peter Handke>
製作ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>
監督 ペーター・ハントケ<Peter Handke>
撮影 ロビー・ミュラー<Robby Müller>
出演 エディット・クレヴァー<Edith Clever>(マリアンネ)/ブルーノ・ガンツ<Bruno Ganz>(ブルーノ)/マルクス・ミューライゼン<Markus Muhleisen>(ステファン)/アンゲラ・ヴィンクラー<Angela Winkler>(フランチェスカ)/ジェラール・ドパルデュー<Gerard Depardieu>(Tシャツの男)/ベルンハルト・ヴィッキ<Bernhard Wicki>(父親)/リュディガー・フォーグラー<Rüdiger Vogler>(役者)/ハンス・ツィッシュラー<Hanns Zischler>

■ 内容

DVD 長期出張に出かけていたブルーノが家に戻って来る。妻マリアンヌはブルーノに別れを告げ、彼は一晩も自分の家に泊まることなく出て行くことになる。マリアンヌには8歳になる一人息子のステファンがいる。昔つとめていた出版社を頼り、フランス語の翻訳の仕事を得て、自立しようとする。なかなか集中できずいらだつことも多い。友人のフランチェスカからは寂しくないのかと聞かれ、つらいと答えるマリアンヌ。ブルーノも復縁を迫るが、マリアンヌの決心は動きそうもない。 心配して父親もやってくる。そうこうしているうちに春になり、マリアンヌは少しずつ元気を出していくが…

■ 感想

Scene 監督はハントケだが、製作から出演者、撮影や編集などのスタッフは全部ヴェンダース組からの借り物。「アメリカの友人」と同じ年に公開されている。ブルーノ・ガンツが「アメリカの友人」での職人気質の父親から一転、エリートくさいビジネスマンに変身。だが、いつものピュアなまなざしと優しい物腰によって、うさんくささがなく、あまり似合わないと思う。
DVDの表紙を見て、裏のストーリーを読むとなんだか暗そうだなと先入観をもって見ると、オープニングの鮮やかな緑に驚かされる。長期の単身赴任の夫が帰って来たら、普通手作りの料理で待つだろうと思うがいきなり外食。そこら辺からしてどうかなと思う妻の態度。ブルーノ・ガンツの夫が一人でべらべら喋る。妻はずっと無言で、翌朝初めて口をきく。「啓示を受けたの。」んで、別れましょう、と。唐突なわりに夫もすぐに受け入れるので、可能性としては考えらるかなと思っていたのか。いずれにせよ、長い間留守にしていきなり帰って来て、さあ家族の絆だ何だと言われてもね、というお話。 しかし大きなおうちですな。いいなぁ、あの暖炉。欲しいなぁ。これを維持するのにフランス語への翻訳だけじゃ無理でしょう。自立するなら自分が出て行かなきゃ。
さて、映画としては小津へのオマージュが目立つ作品。台詞が極端に少なく、映像に語らせようとするところは静かでいい映画だと思う。しかし、いくらなんでもドイツ人が8歳だか9歳の子供と一緒に小津の「東京の合唱」を見るのは不自然じゃないかな。けれど母親は寝てしまい、子供の方がおもしろがって見ているから、良しとしようか。小津のポスターをアイロン台の前に貼っているドイツ人がどこの世界にいる?とも思うが、まぁミーハーに小津が好きだと言いたいのだから仕方がない。オープニングのウォーカー・エヴァンズの写真集の方が何となく納得が行く。
舞台はイメージとしては武蔵野は国立あたりの郊外の都市。高級住宅地もあり、マンション群もあり、開発中の森もある。そんな中を散歩をしながら親子が会話したり、やたら電車が出てくるところやローアングルで町並みを一生懸命撮影しているあたり、小津フリークぶりはヴェンダースよりハントケの方がすごいということか。そうではなくて、映画監督としては素人のハントケだから自分の映像言語をもっていないため、小津やヴェンダースの力を借りたというところだろう。ヴェンダースなら、ここまで小津をなぞる必要性がなかっただけだと思う。


日本未公開

B000ZH1BGU 1998.10.25 ハピネット・ピクチャーズ

(c)Road Movies Produktion, WDR

ディーゼルエンジンの誕生
...als Diesel Geboren

1979年 ドキュメンタリー 122分 カラー 西独

製作ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>
監督 ペーター・ブルツィゴッダ<Peter Przygodda>

日本未公開

レディオ・オン
Radio On

1979年 ドラマ 100分 モノクロ 西独=英

製作ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>/キース・グリフィス<Keith Griffiths>
監督 クリストファー・ペティット<Christopher Petit>
脚本 クリストファー・ペティット<Christopher Petit>/ハイディ・アドルフ<Heidi Adolph>
撮影 マーティン・シェイファー<Martin Shafer>
出演 デヴィッド・ビームス<David Beames>/アンドリュー・バイアット<Andrew Byatt>/リサ・クロイツァー<Lisa Kreuzer>/サンディ・ラトクリフ<Sandy Ratcliff>/スー・ジョーンズ=デイヴィス<Sue Jones-Davies>/スティング<Sting>

■ 内容

デヴィッド・ボウイら豪華アーティストによる音楽をバックに描く物語。 1970年代のイギリス。工場で働きながらラジオDJを務めるロバートは、自殺した兄を死に追いやった原因を探そうと、車で旅に出ることを決意する。ロンドンからブリストルへの長い旅。その道の途中で、彼は様々な人々と出会う。そしてその幾多の出会いによって、徐々に彼の旅の目的は変わっていくのだった…。

■ 感想

Radio On映像に走る車の姿を、あるいは車内から外の風景を流し、そしてそこにバックグラウンドミュージックを流す、という原始的な手法は、ミュージック・ビデオの原点だ。それは映画を撮りたいと思う、ロック好きな世代には、どうしても一度はやっておかなければならないもののようだ。

ヴェンダースの学生時代の「アラバマ2000光年」や「都市の夏」などは、まさにその産物。それを言うなら、この「Radio On」も、そのままだ。ヴェンダースがプロデュースしたのもわかる。主人公はラジオから、あるいはテープから音楽を聴く。DevoやDavid Bowie、Craft Workなどを当時イギリスでもかなり早い段階で取り上げている。

特筆すべきはスティングが若いミュージシャンとして登場していることだ。スティングが自分の車にポスターを貼っている、1960年にブリストル付近でタクシーに乗っていて事故に遭い亡くなったミュージシャン「エディ」とは「サマータイム・ブルース」で知られるエディ・コクランだ。彼の「スリー・ステップス・トゥ・ヘヴン」をスティングが歌っている。撮影当時はおそらくポリスでデビューしてまだまもない頃で、「白いレガッタ」が出るか出ないかのあたりと思われる。デビューアルバムからイギリスでは爆発的に売れていたから、すでに有名だったと思うが、まだ少々垢抜けない感じがいい。「さらば青春の光」と同じ頃に撮影されたのだと思う。スティングの熱狂的なファンがいたら、その人にはこのDVDを勧めたい。

物語は主人公がロンドンからブリストルへ旅するロード・ムービーの体裁をとっていて、最初に乗り込んで来るのが元脱走兵の男。暴力的あるいは右翼的な発言にうんざりしたのか、男がトイレに行った隙に荷物を放り出して逃げ出してしまう。ブリストルに着いて兄の家に行くと、一緒に暮らしていた女性が現れるが、兄の死については何も語ってくれない。仕方がないのでバーなのかディスコなのか、そんな店に行こうとするが、気後れして、あるいは追い出されて中に入れない。店の外で偶然に知り合ったのが二人のドイツ人女性。このうちの一人がリサ・クロイツァーだ。

彼女はドイツからの移民で、英語がうまくできない。彼女が娘を取り返したいので、夫の叔母に会いに行くのに車で送って行く。彼女は娘を取り返したいが夫が居場所を明らかにしないため夫の叔母に聞きに来たのだ。リサは2年間娘を放ってロンドンで女優業か何かをしていたらしいが、言葉もあまり上達しないので売れず、ドイツに娘と一緒に帰りたがっている様子だ。夫の方もドイツからの移民だが、こちらはイギリスに馴れ、仕事もあって、5歳になった娘と順調に暮らしているらしい。娘もイギリス生まれのイギリス育ちで、もうイギリス人なので、今更ドイツ語も出来ず、ドイツに連れ帰ってどうする?2年も放っておいた彼女が悪いと叔母になじられるが、めげずに叔母を張っていれば夫と娘に会えると信じている。

この叔母が、ドイツからイギリスに亡命してきたのは戦前ということなので、おそらくはユダヤ人で、迫害を逃れて来た人々なのだろう。ただ、リサ・クロイツァーは大人になってからイギリスに来たという設定で、夢を抱いてイギリスにやってきて、挫折して帰りたがっている。叔母のドイツに対する思いは冷たく、リサのドイツに対する思いとは正反対なように見える。ドイツ移民の世代間の格差でもあり、また英国で成功したドイツ人と失敗したドイツ人の違いだろう。このあたりは当時のイギリスにいるドイツ人の現状をアピールする内容になっていて、ヴェンダースがこの映画をプロデュースして助けてあげた理由が感じられる。

リサ・クロイツァーが出てきたあたりから突然スピードアップするが、それまではかなりスローなペース。最初「知りたい」と言ってたが、「知ってどうする?」とつっこまれるとすぐに「どうでもいい」になってしまい、結局兄の死の真相はわからず仕舞い。リサについてまわっているうちに気持ちが変わったのか、酔っぱらってひどい状態に陥る。ビールを飲みながら、廃坑の後?か何か、非常に危険な場所を運転して、最後は崖のギリギリの場所で停止。これはわざとだと思うが、ここでたまたまクルマが故障し、サイドブレーキを引いたとたんに落ちそうなので、修理もできない。ここで車を放棄。駅まで歩いて、来た列車に飛び乗って去る。それで映画は終わり。

ロンドンで工場で働きながらDJをやっている主人公の閉塞した状況から自分探しの旅となり、最後にしがらみから解放されたのでありました。というような流れなのだろうと思うが、うまく表現できているとはとても思えない。前述のスティングの登場や、大島渚の「愛の亡霊」がやっている映画館が出てきたり、いろいろと注目すべき点はあるが、今の日本で発売される意味がどのくらいあるのか、あるいは理解してもらえるのか、非常に疑問。私のようなヴェンダース・フリークは「出たからには買わねばならぬ」という義務感で買うし、見るけれど、なかなか厳しいのでは?と思う。

2007年9月7日発売(2007.11.4)

1982年4月

鉄の大地、銅の空
Yer Demir Gok Bakir

1987年 ドラマ 105分 トルコ=西独

原作ヤシャル・ケマル<Yasar Kemal>
製作ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>
監督、脚本ズルフュ・リヴァネリ<Zülfü Livaneli>
撮影ユルゲン・ユルゲス<Jürgen Jürges>
編集ティーナ・ボーラー<Bettina Bohler>
音楽ズルフュ・リヴァネリ<Zülfü Livaneli>
出演 ルトカイ・アジズ<Rutkay Aziz>/ヤヴゼル・チェティンカヤ<Yavuzer Cetinkaya>/マジデ・タニール<Macide Tanir>/グレル・ヨンタン<Gurel Yontan>

■ 内容

貧しく小さな寒村が舞台。村人たちは不当な封建制のもと綿栽培に従事させられ、苦しい生活を強いられていて、更に町の裕福な商人によって搾取されていた。その上、村長の卑劣な企みで、村人たちは多額の負債を返済することができなくなる。「石頭」と呼ばれているタシバシだけは村長と対立した。そのころ、村では不思議な出来事が起こり始め、それがタシバシの力だと村人たちは信じ、彼をあがめるようになった。タシバシ本人は当惑するが…。

■ 感想

未見。


1993年12月

ドリーム・アイランド(夢の島)
Dream Island : The Lost Dreams of Wim Wenders

1991年 58分 カラー

製作製作総指揮:カツタ・ショウゾウ<Shozo Katsuta>/
製作:ミカゲ・マサ<Masa Mikage>/ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>
監督 ショーン・ノートン<Sean Naughton>
出演 ソー・ダック・リー<Soo Duk Lee>/オブセ・フミコ<Fumiko Obuse>/ヌマノ・ヨシノブ<Yoshinobu Numano>/ナカダ・ヒデキ<Hideki Nakada>/ナカダ・ヒロキ<Hiroki Nakada>/ユリ・イトウ<Yuri Ito>/ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>

日本未公開

不在
L' Absence / La Ausencia / Die Abwesenheit / The Absence

1993年 ドラマ 112分 カラー 仏=独=西=英

原作ペーター・ハントケ<Peter Handke>
製作パウロ・ブランコ<Paulo Branco>/ウルリッヒ・フェルスベルク<Ulrich Felsberg>/ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>
監督ペーター・ハントケ<Peter Handke>
撮影 アグネス・ゴダール<Agnès Godard>
編集 ペーター・ブルツィゴッダ<Peter Przygodda>/キャサリン・クエスマンド<Catherine Quesemand>
音楽 ジャン=ポール・ムゲル<Jean-Paul Mugel>
出演 ジェニー・アルファ<Jenny Alpha>/<Eustaquio Barjau>/<Evgen Bavcar>/<Luc Bondy>/<Sylvain Curial>/アレックス・デスカス<Alex Descas>/アリエル・ドンパール<Arielle Dombasle>/<Pedro Freixa>/ブルーノ・ガンツ<Bruno Ganz>/ジャンヌ・モロー<Jeanne Moreau>/ソフィー・セミン<Sophie Semin>/<Herve Telemaque>

日本未公開

ゴー・フォー・ゴールド!
Go For Gold!

1997年 100分 西=仏=独

原作ペーター・ハントケ<Peter Handke>
製作マリアンカ・コンフォート<Milanka Comfort>/エイドリアン・リップ<Adrian Lipp>/
ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>
監督ルシアン・セグラ<Lucian Segura>
音楽 ラインホルト・ハイル<Reinhold Heil>
出演 ラース・ルドルフ<Lars Rudolph>/サイード・タグマウイ<Said Taghmaoui>/アントニオ・カルモナ<Antonio Carmona>/マリア・デ・メディロス<Maria de Medeiros>/チック・オルテガ<Chick Ortega>/カルロス・ヒポリット<Carlos Hipolito>

日本未公開

ミュージック・クバーナ
Müsica cubana

2004年 88分 キューバ=独=日

製作総指揮ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>/カルステン・ブリュニヒ<Karsten Brünig>
/グイド・デ・アンジェリス<Guido De Angelis>/フランツ・ランデラー<Franz Landerer>
監督ヘルマン・クラル<German Kral>
脚本 ステファン・プチナー<Stephan Puchner>
撮影 イェルク・ヴィトマー<Jörg Widmer>
編集 ペーター・ブルツィゴッダ<Peter Przygodda>
ヴォルフガング・ウェイグル/アンドレ・ベンドッチーアルベス
出演 ピオ・レイバ<Pïo Leyva>/
マリオ・“マジート”・リベーラ<Mario 'Mayito' Rivera>/
ペドロ・“エル・ネネ”・ルーゴ・マルティネス<Pedro 'El Nene' Lugo Martínez>/
ルイス・フランク・アリアス<Luis Frank Arias>/
テルマリー・ディアス<Telmary Díaz>/
オスダルヒア・レスメス<Osdalgia Lesmes>/
ティルソ・ドゥアルテ<Tirso Duarte>/
チキチャカ・ガールズ<Chiki Chaka>/
ロベルト・フリオ・カルカセース<Roberto Carcassés>/
サムエル・フォルメル<Samuel Formell>/
フェリシアーノ・アランゴ<Feliciano Arango>/
フリオ・パドロン<Julio Padrón>/
コト<Juan 'Cotó' Antomarchi Padilla>/
ロベルト・ビスカイーノ/エルメール・フェレール・オルシニ/
ダビ・スアレス/フアン・カルロス・マリン/セサル・ペドロソ“プピー”/アレクサンデール・アブレウ
公式サイト http://www.musicacubanamusic.com/(ドイツ語)/
http://www.music-cubana.com/(日本語)

■ 内容

キューバ音楽界の重鎮ピオ・レイバと若手ミュージシャンとの交流を通して、キューバ音楽のいまをストーリー仕立てで描き出す。ピオ・レイバは、惜しくも2006年3月に88歳でこの世を去った。ヘルマン・クラル監督はミュンヘン映画テレビ大学でのヴェンダースの教え子。

■ 感想

未見ですが、サントラCDはよかったです。懐かしの「CHAN CHAN」が心なしか更に哀しげでした。 CDScene


日本公開 2006年7月1日

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