「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」のヴィム・ヴェンダース監督の待望の最新作。名匠が描くのは世界の果てと涯てに引き裂かれた恋人たちを描く、狂おしくも切ないラブサスペンス。
ノルマンディで初めて出会った二人が情熱的な恋に落ち、お互いに生涯の相手だと気づきながらも、
男は爆弾テロの阻止のために南ソマリアへ、そして女は生命の起源の調査のために前人未踏の深海へと、まさに「果て」と「涯て」での任務が待ち受けていた・・。
壮大な海や自然をバックに繰り広げられるラブサスペンスを盛り上げるのは、フェルナンド・ヴェラスケス。
ヨーロッパ映画を中心に活躍していた彼も最近ではハリウッド映画の大作も多く手掛け、最近でも「怪物はささやく」や「クリムゾン・ピーク」などコンスタントに作品を発表。
本作でも、重厚ながらも、しっとりと、そしてロマンティックな音を奏で、主人公たちの熱い「想い」を存分に表現している。
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