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都市とモードのビデオノート
Aufzeichnungen zu Kleidern und Stadten /Notebook on Cities and Clothes


制作年 1989 Scene1
邦題都市とモードのビデオノート
原題Aufzeichnungen zu Kleidern und Stadten /Notebook on Cities and Clothes
ジャンルドキュメンタリー
時間 81分
フイルム 35mm
カラー カラー
製作国仏=独
製作会社ロード・ムーヴィーズ/ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター
製作ウルリッヒ・フェルベルグ<Ulrich Felsberg>
監督ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>
脚本ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>
撮影ロビー・ミューラー<Robby Müller>/ミュリエル・エーデルシュタイン<Muriel Edelstein>/ウリ・クーディッケ<Uli Kudicke>/ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>/中島正利/近森真史
編集ドミニク・オーブレイ<Dominique Auvray>/レニー・サヴィエット<Lenie Savietto>/アンヌ・シュニー<Anne Schnee>
音楽ローラン・プティガン<Laurent Petitgang>
出演ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>/
山本耀司


■ 内容

1988年3月の東京。翌99年春夏のパリ・コレクションを準備するファッション・デザイナー山本耀司の仕事をカメラは追う。東京とパリでYoji Yamamotoを撮影しながら、ヴェンダースと山本耀司は語り合う。映像の未来とファッションの未来が重ね合わさるドキュメンタリー。

■ 感想

フランスのポンピドゥー文化センターから依頼され、ヴェンダースがファッションデザイナーの山本耀司の仕事を撮影したドキュメンタリー作品。仏語タイトルはAu Piedde La Montagne""実際に撮影されたのは、ファッションにとどまらず「東京」というテーマだった。「東京画」から引き続いてのドキュメンタリーになる。残念ながらDVDになっておらず、ビデオも絶版になっている。ただ中古市場でビデオをみつけることは可能だ。

モデルや弟子たちと仕事中の山本耀司を撮影しようと、ヴェンダースは「アイモ」という35ミリの10分しかもたない手回しカメラを使用する。が、非常に音がうるさく、仕事の邪魔になると感じ、忌み嫌っていたビデオを使うことになる。
単純にビデオを使うのもしゃくだったらしく、というか、いろいろと冒険したい気持ちが伝わって来る。

  1. 35ミリ映像(ちょっとしかないな)
  2. ビデオ映像を画面に取り入れた35ミリ映像
  3. ビデオ映像を画面に取り入れたビデオ映像
  4. ビデオ映像そのものの

いろいろな試みが行われ、どれもなかなかカッコ良く仕上がっている。それにしても、ビデオを素直に受け入れることができず、映像の枠組みの中に組み込んでしか見せてやらないぞ、というような意気込みともとれる。

山本耀司と言えば「黒」の巨匠だ。似合う奴も似合わない奴もひたすら黒が大流行した時代があったなぁと思い出す。今でも黒は多いが、そんなね、みんながみんな似合うわけじゃないので、それほど高いパーセンテージではないが。山本耀司の自信と職人気質をうまく見せている。
ヴェンダースにとってはビデオと映画の対決に自らを飛び込ませ、自分なりに料理して加工して、という作業に没頭し、映画の未来を問うにちょうどよいタイミングだったのだろうか。他の若い映像作家ではなく、ヴェンダースくらいの世代にとっては、ビデオは敵だった筈だが、そこのところ柔軟に取り込んでいくというか学ぼうとする姿勢はこの人らしいなと思う。その一方、ビデオというものももう廃れてしまった今や、新しいメディアを無視することが、意味をなさないことも事実であろう。
アウグスト・ザンダーの「20世紀の人間たち」は有名な作品だ。是非見てみるべし。


1988.11.19 フランス映画社配給
1974 ドイツ映画批評賞
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